香典

葬儀には香典が付き物といえます。
香典は線香の御代と遺族の生活支援の両方の意味を持っています。
しかし、香典を贈られる遺族側にしてみれば悲喜こもごもの意味を持った金品であると言えます。
葬儀の後に香典をどのように整理して行けばいいのかなどについて紹介していきます。

葬儀後の香典の整理について

葬儀において頭を悩ませるのが香典の扱いであると言えます。
香典は葬儀に参列した人の全てが包んでくるため、総額が一般人には馴染みのない額にまでなってしまうのからです。

それに加えて、香典返しのために「どこの誰が、幾ら包んだのか」を明確にしておかなければならないのです。

香典の基礎知識

香典は、「お香の代わりの供え物」と言う意味があります。
そのため、「御香料」とも書くことがあります。

現在では原点である仏教だけでなく神道・キリスト教の葬儀にも浸透した日本独自の葬儀文化の一つとなっていると言えます。

香典には故人を失った遺族の生活を支える為の援助金としての意味合いがあり、援助に対するお礼として「香典返し」をするのが礼儀作法となっています。
香典返しの相場は「半返し」といって、金額の半分が目安となっています。

香典を上手に整理する為には?

香典を頂いて悩むことは、「誰から幾ら頂いたのか」「どこの誰が参列したのか」という参列客と香典の結びつけの難しさです。

礼儀作法として香典袋には贈り主の名前と住所を明記するものですが、急な訃報が飛び込んできた場合などはうっかり書き忘れてしまうこともしばしばです。

どのような点に注意して香典を整理するべきなのでしょうか?

会葬帳を活用する

葬儀に参列する場合、受付で香典を渡して会葬帳に名前と住所を書き込んでもらうのが習慣になっています。
つまり、会葬帳には香典を包んできた参列客の情報が詰まっているのです。

会葬帳は香典返しとお礼状を送る際の住所録として、香典の金額を合わせて記録する道具として活躍してくれる便利な道具なのです。

香典袋も保管する

香典袋はただのお金の包み紙ではなく、会葬帳と合わせて保管しておくべき大事なものです。

なぜなら、葬儀の受付は混雑しがちで会葬帳に記名がなされないままに香典を受け取るケースや、会葬帳に記名されているのに香典が見当たらないケースなどの不測の事態が起こりやすいのです。

だからこそ、何度でも確認できるように香典袋は捨てずに会葬帳と一緒に保管しておく必要があるのです。

香典の中身も保存する

会葬帳と香典袋をつき合わせて香典の総額を算出した後は、香典の中身であるお金も数えて実際の総額を洗い出す必要があります。

数え間違いなどで実際の総額と額面上の総額が違っている場合もあるので、確認作業はとても大事なことです。

実際の総額と額面上の総額があっていて、参列客全ての香典を確認できて初めて香典の整理の第一段階が終了したと言えます。

お礼状などの準備

香典返しを送る際には、無事に葬儀を終えたことを記したお礼状を添えるのが礼儀です。
一部の地域では香典に対する領収書も香典返しに添えることがあります。

しかし、香典は領収書が要らない必要経費に該当しているので、慣習として定着していなければ発行しなくても良いでしょう。